FLAT ふらっと|大崎市市民活動サポートセンター

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市民活動団体紹介

特定非営利活動法人シナイモツゴ郷の会

【里山のため池を守ることは地域を守ること。】

令和3年9月4日 高橋理事長にお話を伺いました。

〇ため池ってどのくらいあるの?

全国に21万個以上、宮城県で6千を超えるため池があるようです。

〇どんな生き物が住んでいるの?

この日は実際に、シナイモツゴ、ヤゴ、タガイ、メダカ、スジエビなどの生き物を見ることができました。

詳しくはHPをご確認ください。HPはコチラ

〇シナイモツゴってどんなお魚?

シナイモツゴは1916年に旧鹿島台町品井沼で初めて採取され新種登録されました。名前は発見地の品井沼に由来していて、地名が付くお魚はとても珍しいですね。

こちらも詳しくはHPに掲載されていますのでご覧ください(^^)

 

〇取材に行って、どんなことを体験した?

この日は、アメリカザリガニの捕獲調査をおこないました。

アメリカザリガニを捕獲するために、自動給餌装置の設置や、アナゴカゴを改良した捕獲装置(以下アナゴカゴ)など池に沈めており、週1回程度調査をおこなうそうです。

使用しているアナゴカゴはコチラ↓

右側が侵入口で餌が入ります。食事を終えると暗い所へ移動するらしく、中央から右側が暗室になっています。

捕獲した数やサイズ、重量などをきちんと記録することで変化を数値化しているそうです。

アメリカザリガニが増えることにより、水中の水草やもともと住んでいた生物が捕食され、生態系が変化してしまうとのことでした。

ちなみに、池にいた「タガイ」も捕食対象。

初めは貝開くほう(画像では貝の右側 上と下が合わさる箇所)をギザギザに刻んで穴を開ける。そして、腹側にある小さなハサミを使って中身を食べてしまうんだとか。

 

その調査の中で、シナイモツゴにもお会いできました~!写真を撮影した後は、元気に水中を泳いでいきました~。

この日は、理事長の他に、地域の農家さんなども調査に参加していました。地元の皆さんの力があってこそ、環境が守られているんですね。

また、近隣の小学校に出向き、シナイモツゴの里親制度にも取り組んでいるそうです。みんなで卵から稚魚にし、それを池に戻す。

多くの人の手が関わっているからこそ命が守られるのだと感じました。

 

そして、水中を泳ぐ生き物の姿は目視でも確認できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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